“小学校の教科書” に載っている「六月の蠅とりがみ」 で知っていると思います 【ねじめ 正一】

作家

きっかけ

小学校の時の教科書に「6月の蠅とりがみ」があったので、知っている人も多いかと思います。
6月は、湿気が多いから、乾物屋に対しては、嫌な時期だ…みたいな話だったと思います。

どうも印象的だったためか、大学に入っても作者の名前と題名は覚えていました。
大学時代、行きつけのブックオフに行ったときに、「ねじめ正一」の本を発見。
それがこれになります。


「ねじめ正一」という名前が懐かしかったので、どんなもんかなぁと思い、手に取り、目次を見ると
「六月の蠅とりがみ」が⁉

えっ!?あれって、ほんのタイトルではなくて、章の題目だったのね!?と衝撃を受けました。
話の前後が気になり、早速購入しました。

面白い。

ねじめ氏の少年時代の思い出が面白おかしく綴ってありました。
しかも、続版もあるではありませんか!? 

もちろん読みました。

さらに続編も出てます。

大学生になったり、乾物屋はやめて、民芸店になってたり、その2号店が出てきたり


万引きされたり

父親を母親が介護したり

母親が痴呆症になったり…

「ねじめ正一」の人生が分かります

エッセイ的な要素も入っているのか、主人公がどうしてこのような行動に出たか説明があるので面白いです。
奥さんに対しての言い訳や、近所の人に対してのこの人はこういう人だからこうなんだよな。とか
家族に対しての愚痴的なものとか…

あぁ、こういう時ってこうしちゃうよね~。
みたいなのが分かって面白いです。

自伝的なものではなく、他の作品もありますよ。

エッセイもあります。


野球が大好きなようですね。
草野球チームにも所属しているみたいですし、ジャイアンツ、長嶋茂雄の事が沢山載ってる。

私は野球は…というかスポーツが好きではないので、さらさら興味はありませんが、
ねじめ正一の野球愛は伝わってきます。

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