どんな資格？
労働安全衛生法に、
「安衛則第36条第４号に掲げる業務のうち、低圧の充電電路の敷設若しくは修理の業務又は配電盤室、変電室等区画された場所に設置する低圧の電路のうち充電部分が露出している開閉器の操作の業務に係る特別教育は、学科教育及び実技教育により行なうものとする。」
という規定がり、その教育の様です…。
長いですよね。
ざっくりいうと、低圧電気を安全に取り扱うための基本知識や作業手順の講習ですね。
今回受講したのは、”開閉器の操作業務のみのもの（学科：7h、実技：1ｈコース）”ですが、他にもいくつか種類があります。
開閉器の操作業務および充電電路の敷設、修理等の業務を行う方（点検・測定を主な業務とする方）…学科：7ｈ、実技：7hコース or 実技のみ：7hコース
充電電路の操作業務のみ行う方…学科11：h、実技：1ｈコース
きっかけ
これも、前回の自由研削用砥石と同じく、仕事で必要になり受講しました。
ちなみに、電気関係は他にも、工事担任者（AI・DD総合種）を持っています。
（詳細は、こちらを参照して下さい。）
受講について
講習機関：関東電気保安協会、（一社） 安全衛生マネジメント協会、コベルコ教習所（他にもありますが、多分有名どころはこんなところかと思います。）
受講日：教習場所によりますが、毎月～隔月程度の頻度で実施していると思います。
受講料：10.000円程度（参考：関東電気保安協会…9,300 円（税込み10,230円））
受講資格：18歳以上の者
申込方法：HPから申し込み
サイトのアドレス：関東電気保安協会：https://www.kdh.or.jp/、（一社） 安全衛生マネジメント協会：https://www.aemk.or.jp/、コベルコ教習所：https://www.kobelco-kyoshu.com/
実際に受けた機関は、日程と会場の都合で、関東電気保安協会で受講しました。
（前の会社でも、ここの方を招いて安全教育をして貰った気がします。）
カリキュラム
学科…7ｈ
・低圧の電気に関する基礎知識：1ｈ
・低圧の電気設備に関する基礎知識：2ｈ
・低圧の安全作業用具に関する基礎知識：1ｈ
・低圧の活線作業及び活線近接作業の方法：2ｈ
・関係法令：1ｈ
実技…１ｈ
・低圧の活線作業及び活線近接作業の方法：1ｈ
確認テスト…15分
・解答：10分
・解説：５分
学科：7ｈ
使用テキストは、これです。
７時間⁉と前回の砥石より、長い…。
でも、最後に確認テストがあるようなので、ちゃんと聞かないと…です。
まぁ、例のごとく講師の方が「ここは赤線引いてください。」と言ってくれるので、ポイントは押さえられますけどね。
それに、聞き逃しても、映し出されるパワーポイントの資料で、大事なところは網掛けがされているので、起きてさえいられれば問題ないかと思います。
ちなみに、講師の方は、関東電気保安協会の再雇用の方でした。
（最初の自己紹介で言っていました。）
講義はカリキュラムにのっとって進められます。
パワーポイントの資料を前に映し出して、解説。
あと、章の節目に関連動画を見ましたね。
大体１時間くらいすると５分くらいのトイレ休憩をはさみます。
救急措置の説明では、AEDの説明もありました
（動画学習でした。）
が、これが為になりました。
心臓マッサージをする意味を知りました。
心臓が止まった人にする心臓マッサージですが、これはまた心臓が動くきっかけになるようにしてるんかな？
と思っていましたが、実は、心臓から脳に血液を送るためでした。
心臓はポンプなので、止まると脳に血液が回らなくなり、ヘタすると障害が残ります。
その防止策として心臓マッサージをします。
これは勉強になりましたね。
いままで、した方がよいということは聞いたり、実際に他の資格で講義を受けたこともありますが、何のためにしているかは初めて知りました。
聞いていなかっただけで、以前受けた講義でも説明されてたのかな？
そうでしたら、すみません…。
まぁ、どのみち今回のこの特別教育は、為になりました。
実技：1h
こちらは、前回の砥石より短いですね。
配られた作業手順に従って、”2階分岐開閉器②の端子部過熱による取り替え作業”を行います。
最初に、講師の方2名がやり取りしているのを実演。
その後、受講者を2つのグループに分かれて、それぞれ作業責任者と作業者の役割を回していきます。
何を目的に何んの為にこれをしているかの説明がなかったので、なにをやっているのかさっぱりでした。
電気工事の知識がないからかもしれませんけど。
（というのは、経験者はわかっているようで、私がミスした時は教えてくれたりもしたからです。）
確認テスト
20問の〇×問題です。
解答用紙は回収されますが、問題用紙は持って帰れました。
２問間違えてしまいまいした。
1つは、単純にミス。
もう1つも、読み間違え的な…。
特別教育なので、このテストの結果で終了証が貰えなくなることはなさそうです。
ちなみに、言い回しでどちらともとれるようなものもありました。
多分こういうことを言いたいのであろうを予想して解答しましたけど、日本語って難しいですね。
終了証
全てのカリキュラムを修了すると、終了証が渡されます。
今回の終了証は、顔写真がありませんでした。
写真代が浮くので、個人的には嬉しいですけど、偽造とかできそうな気も…。
（まぁ、偽造する人は写真アリでもするか…。）
他にも色々もっていますで、興味のある方は見てみて下さい。
