どんな資格?
管理職ではなくても、ビジネスマンなら持っておきたい知識を学べる資格です。
管理職がどのような意識で仕事をしているかも学べるので、(管理職ではなくても)何か役職をもらったときや昇進したとき等にどのような仕事の進め方をしたらよいかの参考にもなると思います。
もちろん管理職にこれからなる、管理職になったばかりだという方は、身につけておいた方がよい資格だと思います。
きっかけ
本屋さんで資格のガイドブックを立ち読みしたときに、新しく設立される資格として、ビジネスマネジャーが紹介されていました。(当時2015年)
”出来たばかりの資格なら、合格者数を多く出したいであろう。→きっと初期に受ければ受かりやすいはずだ。”と考えているので、受けることにしました。
(ということで、新しくできる国家試験・公的資格は優先的に受験するように心がけています。民間資格でも、ファイナンシャル・プランナーのように、後に国家資格や公的資格に昇格しそうな資格は取るようにしています。)
また、仕事で丁度昇級したところだったり、チームリーダーもしていたので、上に立つ人はどんなことに意識をしたらよいか?というのも興味がありました。
(自分はまだ30代半ばなのに、50代前半~後半の人たちをまとめる立場だったので、この頃は”リーダーとは?”、”リーダーシップ~”、”年下上司、年上部下”というような本をよく読んだりしてました。)
試験について
試験機関:東京商工会議所
試験日:7月半ばの日曜、11月半ばの日曜
受験料:6,000円(税別)
その他費用:50,000円程度(テキスト、問題集、教則DVD、試験対策セミナー&セミナーへの移動費)
合格率:60%程度
合格基準:70/100点以上
出題形式:マークシート
申込方法:ネット申込…https://www.kentei.org/bijimane/mousikomi.html
サイト:https://www.kentei.org/
勉強方針
マイナンバー実務検定試験の一週間後に試験という忙しい日程でしたので、勉強時間短縮のため & 出来たばかりの資格で問題集も乏しく、試験内容がいまいち見えない状況だったので、教則DVDと東京商工会議所で行っている受験対策セミナーを活用することにしました。
勉強ツール
DVD
教則DVDがLEC東京リーガルマインドから出ていましたで、購入しました。
“東京リーガルマインド 資格のLEC ビジネスマネジャー検定試験®対策講座 DVD 【全10回】”というものです。
資格が出来たばかりの時のDVDなので、現状の試験問題傾向とはずれているかもしれませんが、テキストを読んでいるだけでは頭に入らないこと、わからに事でも解説してもらえるので、勉強するとっかかりには最適です。
私の場合ですが、独学受験ではこういうDVDを活用して勉強効率をが上下てます。
(学生の頃は、体力に任せ存分に時間を費やすことができたので、テキストを熟読するやり方一択でしたね。)
以前は、”amazon”でも購入できたのですが、現在は”品切れ”状態になってますね。
LEC東京リーガルマインドのビジネスマネジャーの資格のHPに行っても、2018年6月30日(土)で販売を終了しているので、現状では新品のDVDは手に入らないです。
中古ショップやオークションサイトで運が良ければ見つかるかもしれませんので、どうしても入手したい方は探してみる価値はあると思います。
テキスト
東京商工会議所で発行している公式テキスト”ビジネスマネジャー検定試験Ⓡ公式テキスト”を使用しました。
テキストは比較的どこの本屋さんでも見かけるきがするので、入手は比較的しやすいです。
現在は2nd Editionが出ているますので、中古本を購入される方は1stなのか2ndなのか気をつけて購入して下さい。
テキストは、新しいほうが良いです。
新しい項目が追加されていて、それについて出題される可能性はあるので、旧版だと対処できなくなるからです。
ただ、概要を知りたいだけ、会社の研修に使いたいというれべるならば、中古本でも十分役に立ちます。
問題集
当時は”東京リーガルマインド 資格のLEC ビジネスマネジャー検定試験®対策問題集 (レジュメ) (ビジネスマネジャー検定試験)”の1と2、しかありませんでしたので、この2つを使用しました。
現在は、東京商工会議所で発行している”ビジネスマネジャー検定試験 公式問題集”というのがありますので、こちらを活用するのが良いでしょう。
勉強方法
まずは教則DVDを見ながら、テキストの勉強です。
DVDでの講義は、公式テキストに則ってページの順番に解説してくれるので、テキストを読む感覚で学習ができました。
約10時間の内容です。
私は、時間が勿体ないので、2倍速で視聴し、時間でサラーっと終わらせ、概要をつかみました。(2倍速も慣れれば聴けるものです。)
視聴後問題集を2回ほど解きましたが、イマイチ理解ができていなかったので、もう一度教則DVDを視聴しました。
(時間的にも、等倍で1回視聴するより、2倍で2回視聴した方が頭に入ります。学習は反復が重要です。)
問題を解いてからのDVDを視聴すると、何もわからずに見た1回目の時と違い、理解度が上がりました。
”これについては、こういうことを言っていたんだ⁉”、”ここについては、こういう意味だったんだ⁉”という感じで、理解できる項目が増えていきます。
問題を解いた後だと自分の不得意な分野が見えてくるので、不得意な分野は繰り返して視聴することで、理解が深まります。
繰り返し同じところを学習できるのは、教則DVDの強みです。
その後、再度問題演習の反復。
試験までに合計問題集は5回解きました。
量が少なかったこともあり、問題と解答をほぼ暗記しまし、80%以上の正答率になる程度にまで仕上げました。
問題演習の分量としては物足りなかったですが、当時これしか問題集がなかったので、これをやり込むしか方法がありませんでした。
また、出来なかったところは、チェックを入れ、ワードで重要ポイントをまとめて、試験の直前確認チェックシートにしました。
重要ポイントのまとめ方の一部紹介
・ メタ認知:高い次元ということ
・バーバルコミュニケーション:言葉を使って自分の意思、考え、感情などの情報を伝えること。
・ノンバーバルコミュニケーション:態度、表情、目の動き、声色、動作などの言語以外の手段によるコミュニケーション
・タイプ別アプローチ法:DISC理論
DISC理論とは、人の行動特性について、その人の行動を測定し、4種類の行動特性に分類し、行動パターンを分析するもの。
アメリカの心理学者ウィリアム・マーストンが発表した論文で提唱した理論。
↓
D(Dominance:主導):意思が強い、勝気、チャレンジ精神に富む、行動的。
I(Influence:感化):楽観的、社交的、コミュニケーションを重視、人々を楽しませる。
S(Steadiness:安定):協力的、思いやり、面倒見がよい、一貫性がある。
C(Compliance:慎重):性格、計画的、品質を追求する。
このような感じで、何は何のことを言っているか?というのをまとめていきました。
下記に紹介するセミナーの内容も含め、wordで10ページの分量になりました。
受験対策セミナー
受験対策セミナーは、土地活用プランナーの試験日の3日後=マイナンバー実務検定の受験対策セミナーの2日後に、東京で受けました。
(この時は出費がかさみましたね。まぁ、資格取得は趣味なので、金と時間は惜しみませんがね(笑))
セミナーの概要
主催:東京商工会議所
日程:受験日の1ヵ月~1週間前
受講料:一般料金(税込):11,000円(東商会員割引優待があり、会員だと料金(税込):5,500円)
受講時間:6時間(10:00〜17:00(12:00~13:00昼休憩あり)
申込み方法:WEBまたはFAX(受付確認後、受講料振込先・会場案内地図を記載した「受講券」が送付されますので、 事前に振込みをして、受講券は当日持参して下さい。)
セミナーについての詳細は、https://www.kentei.org/bijimane/seminar.htmlを参照願います。
少し遅めの始まりなので、他県の私からでも当日の特急の始発でギリギリ間に合いました。
定員が40名程度と少ないので、セミナーを受講なら、受付を開始したらすぐに申し込むのが得策です。(仮に満員になって受講できない場合には、別途ご連絡がきます。)
このセミナーに申し込んでも試験については、別途申し込みとなりますので、試験を受ける方は、セミナーの申込だけで満足せず、試験の申込も忘れずにしましょう!
受講してみて
セミナーの内容ですが、試験の主催者の東京商工会議所が主催しているセミナーということもあり、要点をまとめてくてます。
講義は公式テキストとオリジナルのレジュメの冊子を基に進める内容です。
ので、公式テキストは事前に購入して、持参する必要があります。
セミナーで教わるからいいや。ではなく、一読はしてから臨んだ方が理解度もいいので、最低1回は読破しておきましょう!
LECのDVDで講義を受けていたからでしょうが、正直講義の内容がすごく役に立ったという印象はありませんでした。
(教則DVDを入手できない人にとっては、ありだと思います。)
講習ではちょっとした練習問題も出題してくれたので、問題集が乏しかったこの時期はありがたかったです。
この時の問題も試験までには暗記するほど覚えました。
会場事態は狭く、キツキツな中での講義でしたので、ちょっと参りました。
お昼は、どこかに食べに行く人が大半でしたが、持参したものが会場内で飲食可能でしたので、私のように会場で食べる人もちらほらいました。
資格の試験対策セミナーについて思うこと
私の場合は、独学より人からの説明を受けた方が断然頭に入ってきます。
時間がない方、予算に余裕のある方は受講するのもいいかと思います。
私は時間がなかったので、時間をお金で買ったという形になりますね。(笑)
対策セミナーは、受からせようとして講義してくれますので、”こういう時はこういう考え方で解いた方が解きやすい。”、”こういう言葉があると、これにきをつけて解答したほうがよい。”、”こういう裏技的な解き方もある。”など、独学では学べない解き方も教わることができる(時もある)ので、勉強の効率、合格率も人によっては上がります。
試験(2時間)
試験は、14:00~16:00の2時間ですが、集合時間は、30分前の13:30になります。
試験とは別に説明・問題&答案用紙配付等約30分あるからです。
(30分もかかりませんが、余裕をみてということでしょう。)
他の資格試験だと、東京23区のどこか広い会場(大学とか貸会議室等)で試験というのが多いのですが、この資格は、立川の東京商工会議所が試験会場でした。わざわざ都心まで行かない分、移動費がちょっと安くなりありがたかったです。
ただ、立川で下車することが今までになかったので、未知の土地でした。
おまけに天気もよろしくなく、雨がぱらついてました。
電車の遅れなどを考慮(中央線はよく遅れるので。特に天気が悪いとなおさらです。)し、時間には十分な余裕を持って受付の1時間以上前には会場に着くようにしました。
注意!この試験は、筆記用具と受験票だけでなく、身分証明書も必要になります。
運転免許証、パスポート、写真付きの住民基本台帳カード、個人番号カード、学生証、社員証など、原則として、第三者機関発行で氏名・生年月日・顔写真が揃って確認できるものが必要になりますので、試験に向かう際は持っていくように気を付けて下さい。
試験内容についてですが、手応えは微妙でした。(ウーム…)
それなりに解けた気はするので、多分行けているであろう…が、ケアレスミスでもしてたらわからないな…。
受かっても落ちてもギリギリなところだろうなという感触でした。
結果としては76/100点でした。
合格基準70点なので、まずまずですね。(3点の問題を3つ落としてたら終わってましたね。)
ということで、そんなに余裕はありませんでしたけど受かりました。
合格後
合格証のプラカードが送られてきます。(アイキャッチ画像のものです。)
デザインがパワポで作ったんだろうなと思わる歯車が載ってます(笑)
試験の得点もお知らせしてくれるのは自分がどのくらいの実力で受かったかが確認できていいですね。
試験が終わると、問題集はもちろん、テキストも処分することがありますが、このテキストは仕事でも使えるので保管してあります。
実際私は、昇級時の研修の時に役に立ちました。
マイナンバー保護オフィサーやQC検定(2級)も持っていますので、よかったら見てみて下さい。
他にもたくさん合格体験記を書いているので、良かったら覗いて下さい!