【eラーニングで取得可能】で 「補助金制度もあり!」 「ネットワーク接続技術者」である”工事担任者” 合格体験記

資格

どんな資格?

ネットワーク配線ができる資格です。
アナログ(AI)とデジタル(DD)に分野が分かれます。

電気主任技術者試験の親戚なので、Ⅱ種以上を持っていると、電気主任技術者の試験の時に「システム」の科目が免除になります。

総務省管轄の資格で、免許申請時に無線の免許を持っていると住民票の提出が省略できます。

きっかけ

何か資格を取ろうと思っていた時期、メカとエレキの知識が必要な仕事をしていました。(メカトロニクスっていうんですかね?)

私は、大学&大学院では土木を専攻していたので、メカもエレキも基礎はなく、知識は高校レベル(理系なので物理の単位は取っていましたが、化学メインでしたので、物理はあんまり勉強していませんでした。)で止まっていました。

ただ、社会人になってからメカの開発・設計の部署に配属になりましたので、メカの知識はなんとかなっていました。
しかし、エレキについては触れることが少なく、エレキの知識はいまいちでした。

60歳弱の同僚が、前職で自動車のエアコンの設計をしてたのでエレキについては詳しく、仕事を進める上でつまずいてもエレキについては色々教えて貰えていました。

時が経ち、いよいよ定年間近になるとこのままでは助言も貰えなくなるし、何か問題が起きた場合、仕事に支障が出てしまう!という事態になりました。(同僚の定年の一年半位前の話)
ということで、電気について知識を身につけなければ!と思うようになりました。

そこで、エレキの勉強をすることにしたのですが、せっかく勉強するなら何か関連する資格でも取ろうかと思いエレキの資格を調べました。
電気工事士や電気主任技術者の試験は実技試験があったり筆記試験があったりなので、エレキに対しての知識・経験がない私には無理だと判断しました。

そんなさ中、実務経験不要で択一問題だけで取得できるこの資格を見つけました。
しかも、ソフト寄りのエレキ資格ではないですか!?

ソフト寄りなら、初級システムアドミニストレータの知識も生かせるかもしれない!
しかも、調べるとeラーニングの養成課程もあり、さらに条件を満たせばこのeラーニングは補助金も出ることが分かりました!
これは取るしかないと思い、取ることにしました。

試験について(一発試験)

試験機関:一般財団法人 日本データ通信協会電気通信国家試験センター
試験日:5月下旬頃、11月下旬頃(年2回)
受験料:8,700円(全科目(基礎、法規、技術)の免除申請料は5,600円 )
その他費用:10,000(テキスト、問題集)
合格率:30%程度
申込方法:ネットで申請 or 申請書による申請:https://www.shiken.dekyo.or.jp/shiken/receipt.php?menu_mode=2

サイト:https://www.shiken.dekyo.or.jp/charge/

eラーニング(養成課程)

まずは、eLPIT登録をしましょう!

試験機関:般財団法人 日本データ通信協会
受講期間:自分の都合に合わせられます(詳細は下記に紹介します)
終了試験日:TBD(未確定)なので、自分の好きな日程で受験できます。
受講料:AI・DD総合種…17万円程度、DD第一種…13万円程度、DD第二種…10万円程度、DD第三種…7万円程度、(ただし、※補助金制度あり)
その費用:3000円程度(総合種のテキスト)
受講資格:なし(だたし、20歳未満の場合は保護者の同意が必要)
合格率:88%程度
申込方法:ネットで申請…https://www.elpit.dekyo.or.jp/contents/appl/appl.html

サイト:https://www.elpit.dekyo.or.jp/index.html

講習修了→修了試験を受験

試験の申し込みは以下のリンク先で行うことになります。
修了試験(プロメトリック株式会社)

http://pf.prometric-jp.com/gov/testlist/elpit/index.html
試験は自分の地域で受けられますので、わざわざ東京などの都会へ出向く必要はありません。(楽でいいですね。)

不合格になっても、一回再受験できます。
試験日は自分で決められますが平日が多いです。
(私は平日に有休休暇を取得して受験しました。)

受験は定員が決まっているので、満席になるとその日は受験できなくなります。
eラーニングの受講を開始すると、試験をできる期間が定められてしまいますので、ギリギリを狙わず、余裕をもって試験を受けるようにしましょう。

eラーニングで取得

受験することを決めた後、養成課程を受講する前に、県で一番大きい本屋さんで問題集を見てみました。

高校物理の延長な内容でした。
私は(理系ですが)物理はそんなに得意ではなかったってこともあり、この試験内容を独学で理解していくのはちょっと無理だと思いました。
→養成課程で受ける決定打になりました。

ただし、養成課程を受講する前にテキストは購入して、一読しました。
流石に何も知識が状態での受講より、さわりだけでも学習しているのではインプットするのに効率が違うと判断したためです。

また、受講時にわからないことが出てきても、辞書として使用できます。
索引がついているので、検索はしやすかったです。

ちなみにテキストは、「AI・DD総合種 標準テキスト」(リックテレコム)を使用しました。


ページ数がけっこうあり、読み応えがあります。(笑)

受講コースの選択

AI・DD総合種にしました。
AIはアナログ、DDはデジタルの分野ですが、どうせなら両方の一番上のⅠ種を取ろうと思ったからです。

別々にⅠ種を受けるのもありですが、両方のⅠ種の合算である総合種を受けた方が効率がいいですし、受講料も安く済みます。

AIかDDのⅠ種を取れば、どちらかを受ける際免除科目がありますが、基礎科目だけなので、別々に取るとなると学習面でも効率が悪いです。
ということで、どうせアナログもデジタルも取得する予定なら、初めから総合種取得を目指しましょう!

中には、AIだけでいいよ。若しくはDDだけで十分だよ。という方もいるとおもいますが、どうせ受験するなら、Ⅰ種を受けることをお勧めします。

というのは、問題集を見るとⅠ種もⅡ種も問題レベル的にはさほど差がなかったからです。(Ⅱ種の方が若干優しい程度です。)

受講に向けて計画

私の受講したAI・DD総合種は、標準学習期間:8カ月、最大受講期間:10カ月でしたが、最大受講期間の半分の5か月で終わるように設定しました。
一般の予定より早く受講を終わらせ、不得意分野の問題をたくさん解くようにと計画したからです。

eラーニング開始

まずは、朝会社に行く前と帰宅後はひたすらeラーニングです。
さっさと一通りの受講を済ませ、自分で弱いと思う項目は2,3回受け直すようにしました。
eラーニングの良いところは、何度も同じ講義を受けらることです♪

ちなみに分野は大きく分けて3つになります。
1.電気通信技術の基礎
2.端末設備の接続のための技術および理論
3.端末設備の接続に関する法規

私は2.の理論が苦戦しました。
1.の基礎は高校の物理が分かっていれば、なんとかなります。
3.の法規はすごいひっかけがあるわけでもないので、素直に覚えれば、それなりになんとかなります。

初めから順番通りに学習しないといけないわけではなく、自分の好きなところから始められるので、とっつきやすい得意分野からはじめてリズムを作っていくのも1つのやり方です。
実際私は、軽めの内容の部分、動画が多い部分から始めました。

勉強のサイクルも、基礎に飽きたら法規を学習するというやり方もアリですね。
眠くなるかもしれませんが、まずは1通り受講しきるよう頑張って下さい。

試験に向けて問題演習

各項目で確認問題があるので、プリントスクリーンで読み込み、プリントアウトしました。
確認問題も繰り返し受けれるので、見たことがない問題がなくなるまで繰り返し問題を解きまくり、問題をプリントアウトしまくりました。
そしてその問題を試験までひたすら解きまくりました。

自分の弱い分野は8回以上解き、正解率が9割超えるまで覚えました。
できない問題は、ピックアップし、文章作成ソフトでよく間違える問題を書き写し、直前の確認シートにしました。

修了試験

ある程度問題もこなし、正答率が9割を超え、自信がついたらいよいよ試験です。
上記に記載した、プロメトリック株式会社に試験の申し込みを行います。

試験当日は、指定した試験会場に1時間前に到着しました。
受付は30分前からでしたので、それまでは待機です。

受付後は、試験についての注意事項などが告げられます。
例えば、ティッシュは使用可能ですが、持ち込むときは、ポケットティッシュ中身を出して机の上に置いておかないといけないとのことでした。(センター試験みたいですね。)

鼻炎持ちの私は中身を出し、机に置いておきました。
また、計算などのメモに使えるA4の用紙を2枚貰えますので、計算や、見直したい問題No.のメモに使えます。

試験方法は、PCで行います。
択一問題をPCでクリックしながら解答していきます。
e-larningの練習問題を暗記するくらい解きまくっていれば簡単に解答できる内容でした。

合格発表

PCでの試験なので、試験後その場で合否が判定されます。
(その場で判断されるってちょっとドキドキですよね。)
9割以上の正解率と余裕でした。

合格後申請

eLPITのサイトの指示に従って申請するだけでです。
面倒くさいですが、住民票必要になります。
ただし、無線の免許を持っていると、住民票を取ってくる必要がありません!

自動車運転免許証のコピーは証明書類として認められていませんが、 無線従事者免許証、電気通信主任技術者資格者証又は工事担任者資格者証のコピーはOKです。
同じ総務省の免許だから、こういうことができるんでしょうね。

受講料の一部が戻ってくる⁉

厚生労働省の「教育訓練給付制度」が適用されるからです。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/kyouiku.html

eラーニングの受講終了後、ハローワークに行き、所定の手続きをすると、教育訓練施設に支払った教育訓練経費の20%に相当する額が戻ってきます。
(ただし、その額が10万円を超える場合は10万円が上限で、4千円を超えない場合は支給されません。)

必要な提出書類

1.教育訓練給付金支給申請書
2.教育訓練修了証明書
3.領収書
4.キャリアコンサルティングの費用の支給を申請する場合は、キャリアコンサルティングの費用に係る領収書、キャリアコンサルティングの記録、キャリアコンサルティング実施証明書
5.本人・住所確認書類及び個人番号(マイナンバー)確認書類
6.雇用保険被保険者証
7.教育訓練給付適用対象期間延長通知書(適用対象期間の延長をしていた場合に必要)
8.返還金明細書
9.払渡希望金融機関の通帳またはキャッシュカード
10.教育訓練経費等確認書

詳細は、以下になります。
ハローワークインターネットサービス 教育訓練給付

https://www.hellowork.go.jp/insurance/insurance_education.html

ということで、会社の総務に出向き「雇用保険被保険者証」を貰いに行きました。
ハローワークの職員の指示に従い、必要書類を提出して、数週間後還付されました。

さてさて、これで、次の資格が受けられる(笑)

JSTQB(F-Lv)やMOSも持っているので、よかったら見てみて下さい。

他にもたくさん合格体験記を書いているので、良かったら覗いて下さい!

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