【航空機操縦には必須】 「自家用航空機操縦時に使用」  ”航空特殊無線技士” 合格体験記

資格

どんな資格?

航空機か管制設備の無線が扱えます。
(日本の空で航空機を操縦する場合、「航空無線通信士」 or 「航空特殊無線技士」の航空無線の免許が必要です。)
私なりの解釈だと、航空特殊無線技士は自分用の航空無線免許です。(不定期のチャーター便や報道のヘリや自家用航空機を操縦する場合に使用できるので。)
※航空会社などで、客を乗せたりの定期便の場合は、「航空無線通信士」が必要です。
でも私の地域には航空がないので、使いどころがないですけどね。

きっかけ

この資格を取る数年前に第二級陸上特殊無線技士を取得し、半年前に第二級海上特殊無線技士を取得しましたので、航空特殊無線技士も取らないわけにはいかないだろう!
というノリで取ることにしました。

級陸上特殊無線海上特殊無線と同じく、楽して取りたかったので一発試験ではなく、養成講習コースで取得することにしました。
これも受験地が東京だったので、お泊りです。
しかも今回は3日のコース。ということで、もちろん有給休暇とりました。

私は、養成講習で取得しましたが、一発試験で受験する方もいますので、そちらの情報も載せますね。

一発試験の情報

試験機関公益財団法人 日本無線協会
試験日:年3回(2月、6月、10月)
受験料:5,000円程度
その他費用:3,000円程度(問題集1冊)
申込期間:試験月の2ヶ月前の1日から20日まで
合格率:70%程度
申込方法:(公財)日本無線協会の定める様式による試験申請書の提出、又は、インターネットからの申請
サイトhttp://www.nichimu.or.jp/
過去問手に入ります。(これを数回分溜めて何回か繰り返して解けば受かると思います。)
http://www.nichimu.or.jp/kshiken/siken.html

過去問を見る限り、法規と工学はそれほどLvは高くないので、一発試験でも取得可能な資格です。
過去問数年分を数回解けば、パターンが見えてくるので、パターンさえ覚えてしまえば、こっちのもんです♪

ただし、あとで記載しますが、航空特殊無線は、電気通信術の試験があるので、これがどう転ぶかわかりません。
一発試験の時の、電気通信術の試験方法は養成講習とはまた違うかもしれませんが、聞き取り、音読の試験があることには変わりありません。
音読で緊張して、つっかえないためにも練習する必要があります。
聞き取りも、無線機を持っている方なら、アマチュア無線のコンテストの聞くだけでも耳が慣れてくるので、聞き取りの練習の1つとするのもアリだと思います。

養成課程の情報

講習機関:公益財団法人 日本無線協会 養成講習部
講習験日:年2回程度(日程はその年にもよります)
講習料:40,000円程度
その他費用:20,000円程度(移動費、宿泊費等)
申込期間:講習日の2ヶ月前~10日前
申込方法:受講申込書+必要書類を提出
サイトhttp://www.nichimu.or.jp/yousei/index.html

特典

航空特殊無線技士の養成課程の修了試験に合格した者は、第二級陸上特殊無線技士(1日の短縮コース)の受講 資格を得ることができます。
(これを知ったのは、第二級陸上特殊無線技士を取得してからでした。取得の順番を考慮すれば、節約できましたね…。)

近くの宿泊場所(東京会場の場合)

私は、「東京海員会館」に泊まりました。(船員以外の方でも利用でる公共のホテルで、船員や海事関係の人は特別料金プランがあります。海事関係の方は問い合わせをして、特別料金で泊まれるか確認することをお勧めします。)
http://www.tokyokaiinkaikan.com/

受講会場近辺では、ここが一番安かったです。
コンビニが隣のビルの1階と近いですし、朝食付きプランもあります。
素泊まりから、特典がついているプランもあります。
私は、1000円分のQUOカード付&朝食付き」プランで止まり、そのQUOカードで夕飯・講習時の昼飯を購入しました。
中々気に入っているところなので、「第二級陸上特殊無線技士」と「第二級海上特殊無線技士」を取得するときにも利用してます。

養成課程(3日)

航空特殊無線の講習は、3日間の講習となります。
法規:11時間、無線工学:5時間、電気通信術:2時間
という時間配分となります。

3項目の内容

法規

・免許を取得時の申請先
・免許をなくしたときの対応方法
・使用可能周波数帯
・可能出力(W)
・遭難通信への対応
・通信のやり取り方法
等の内容を学びます。
法規と聞いて、法律はちょっとと思うかもしれませんが、それほど難しいことを試験で聞いてくるわけではないので、講師の方が教えてくれる重要ポイントを押さえていれば、問題ないです。

無線工学

・電気…オームの法則等
・アンテナの種類…八木アンテナ、パラボラアンテナ等の特徴
・電波・周波数…FMの特徴は?
・機器…スケルチ回路は何するもの?半導体の特性は?
と、(まだまだありますが、雰囲気としては)このような感じの内容になります。
中学・高校の物理がちょっと絡んできますが、それほど難しくはないです。
アマチュア無線とそれほど大差ない内容な印象でした。

電気通信術

これまで受けてきた特殊無線の資格とは違い、航空特殊無線には、電気通信術の科目があります。
これは、 アルファベットの聞き取りと、音読の試験になります。

何を聞き取り、音読しないとならないかというと下表の内容になります。
Aはアルファー、Bはブラボー、Cはシアラ…というように独特の音読をします。

文字使用する語文字使用する語文字使用する語
AAlphaMMikeYYankee
BBravoNNovemberZZulu
CCharlieOOscar0Zero
DDeltaPPapa1One
EEchoQQuebec2Two
FFoxtrotRRomeo3Three
GGolfSSierra4Four
HHotelTTango5Five
IIndiaUUniform6Six
JJulietVVictor7Seven
KKiloWWhiskey8Eight
LLimaXX-Ray9Nine

 

というのはですね、通信で、M・Nは違いを聞き取りにくいですが、Nobenver・Mikeといえば、分かりますよね?
そう、判別しやすくしてるのです。

航空特殊無線に関しては、陸上特殊無線や海上特殊無線と違い、講習で試験が一発試験より楽になるからといって、講習だけで受かろうとするのはちょっと危険です。
事前に全て覚えて臨むのが好ましいです。(上表を活用してください。)

私は、小学生のころからアマチュア無線のコンテスト(QSO-PARTY,OSOコンテスト)に出ているので、アルファ、ブラボー…の言い方ほぼ覚えていましたので特に苦労はしませんでした。

しかし、アマチュア無線の影響で、迷ってしまうこともありました。
「I」の正解は「インディア」ですが、アマの世界では「イタリー」って言ったりします。
他にも「F」の「フォックストロット」を「フロリダ」っていうこともあります。
(こういう言い方をする理由は、分かればいいので。というのが根底にあるからでしょう。)

講師の方に練習で指されたとき間違いましたが、「何か持ってるの?」と聞かれ「アマ3持ってます。」って言ったら納得してました。
ただ、「試験ではちゃんと正解の方で答えるようにね。」と釘は打たれました。(笑)
周りの受講者は”なんのこっちゃ?”て顔してる人と、”あぁ、”という顔をしてる人に分かれました。
(”あぁ、”の顔の人はきっとアマチュア無線も持っていたと思います。)
講師の方は「なんのこっちゃ?」な人に、「アマチュア無線の世界ではこういう言い方をするときもあるんですよ。」と説明してました。

講習内容

無線ではおなじみの工学と法規については、陸・海と同じような内容なので、半分退屈でした。
法規が空Verなので若干の違いはありましたが、特に難しく感じることはありませんでした。

不安な方は、”QCQ企画”から出版されています、「特殊無線技士問題・解答集」がでていますので、これを一読するのをお勧めします。
本の最初の方に、重要ポイントのまとめがされていますので、ここのポイントを押さえてから受講すると、理解度がしやすいです。
仮に本を読んだだけではわからないことも講習で説明を聞けば理解できる部分も出てくるでしょう。

私は今までに散々無線の勉強していたので、今回は、もう受かる自信がありましたので、一発試験の過去問は解きませんでした。
いちお、事前に陸上特殊無線技士・海上特殊無線技士の講習で貰った要点まとめで復習をした程度です。

初めて無線の免許に挑戦するの方でも、講師の先生が、試験に出やすい所は、「ここは重要ですので、赤線を引いておいて下さい。」、「ここは良く試験で聞かれるところですよ。」という感じで教えてくれますし、講習では要点をまとめたプリント2枚をくれましたので、ホテルに帰ってからちゃんと復習(次の日の予習も)すれば、十分合格点にたどり着けます。


しかし、特殊無線技士を初めて受ける方は一読する価値があるので、過去問の紹介はします。
(私は、第二級陸上特殊無線技士を受けるときには、この問題集をいちお解いています。)

修了試験

2日目の夕方に、通信の試験、3日目の夕方に工学・法規の試験がありました。
(工学・法規は択一問題です。)

通信については、講師の人が、「ブラボー、ホテル、タンゴ…」というようにランダムで音読するアルファベットを書いていく”聞き取り試験”と一人ひとり呼び出されて、アルファベットがランダムに書かれた用紙を渡されるので、これを「デルタ、シアラ、チャーリー…」と発言する「音読試験」があります。

聞き取りは、1つの部屋で一斉に実施です。
行使の方もはっきり音読してくれるので、特に聞き取りにくいと感じることはありませんでした。
早くもなく、ゆっくりでもないスピードですが、書き損じて消して書き直しをしていると次のアルファベットを音読されてしまうので、気を付けて下さい。
諦めて次のを聞き取りをするか、覚えておいて最後に書き直しをするか覚悟を決めておいて下さい。(がちがちになる必要はないですがね。)

音読の試験は、間違えた場合言い直しも可能ですが、制限時間がありますので注意して下さい。
ちゃんと覚えていないとスラスラ言えないのでしょうし、緊張してかんだりするかもしれないので、しっかり覚えて練習しましょう!

工学と法規は、「講習でここ大事ですよ。」って言われたところ中心に出題されました。
ちゃんと講義を受けて、講師の方のチェックポイントを抑えていれば問題ないです。

結果

試験が終わると、別室で待機をするように指示されます。
全員の試験が終了し、採点が終わると合格者のNo.が張り出されます。
今回は、全員受かりました。
たまに落ちる人もいるとのことです。(なので、ほぼ受かる試験ですが、ちゃんと勉強はしましょう!)

もちろん、難なく受かりました。
そして、その場で免許の申請書を提出します。
必要書類に記入して、返信用の封筒に自分のあて名を書いて…。
申請が完了したら終わった人から帰宅OKです。

必要書類について

他の無線の免許を持っていると、住民票を取ってくる必要がありません!
自動車運転免許証のコピーは証明書類として認められていませんが、
無線従事者免許証、電気通信主任技術者資格者証又は工事担任者資格者証のコピーはOKです。
ということで、申請に、以前取得した無線の免許が使えます。

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