【ソフトウェア技術者資格認定】である JSTQB(Japan Software Testing Qualifications Board) Foundation Level (FL)  の 合格体験記

資格

どんな資格?

ソフトウェアテスト技術者認定資格である、ISTQB(International Software Testing Qualifications Board)の日本版となります。
JSTQBの資格は下からFoundation、Advanced、Expertのレベルがあります。
今回取得したのは、一番下の Foundation Level (通称:FL)になります。
土木出身の私でも合格できたので、プログラムを組んだことある方や仕事でソフトウェアに携わる方は簡単に取れるのではないでしょうか?

きっかけ

会社の隣の部署(ソフト品質保証)の部長(後にというか現在の上司になります)が、私が色々資格を取っていることを聞きつけて、JSTQBというのがあるよ?と紹介してきました。

どういう資格かの説明&”これからは、製造もソフトのがもっと必要な時代になってくる。”みたいな事も話をしてきましたので、取ってみることにしました。

というのは、私は(土木工学の水処理の研究出身!?の)メカの品質保証担当ですが、ソフトも興味があったこと&初級システムアドミニストレータの資格所持&JSTQB-FLは合格率が50%程度なので、これはちょっと勉強すれば行けるんじゃないかと思ったからです。
それに、ソフト品質保証の現職の人達より先に取得してみるのも面白いだろうという気もありました。(先輩たちより先に取得して下剋上じゃ!)

試験について

試験機関:一般財団法人日本科学技術連盟 JSTQB認定テスト技術者資格試験担当
試験場所:(私が受けたときは)札幌、東京、名古屋、大阪、松山、福岡、那覇(その年によって、受験地が変わります。人数の関係もかるのでしょう。とはいえ、主要都市はそうそう外れないでしょう。ちなみに私は東京で受験しました。)
試験日:8月の下旬・2月の初旬の土曜日(年2回)(資格試験としては、珍しく土曜日試験です。日曜日ゆっくりできますね。)
受験料:20,000円+税(ちょっと高い気がします。この価格設定の為、受験する方は結構本気出して受けると思われます。合格率がそこそこ高いのは、その影響なんでしょうね。)
その他の費用:10,000円程度(JSTQB公式テキスト:1冊、ソフトウェア品質の本:1冊、問題集:1冊)
受験資格:なし
合格率:50%程度
申込方法:ネットから申し込み可能…http://www.juse.or.jp/sqip/qualification/jstqb/foundation.html
サイトhttp://jstqb.jp/

勉強方法

シラバス&用語集

取りあえずは、JSTQBのHPにあるシラバス(http://jstqb.jp/syllabus.html)を読みました。
(人によっては、このシラバスを読むだけで受かるとのことです。というか、この中から試験問題が出る決まりになっているので、高校の教科書とセンター試験の関係と類似してますね。)

ソフトウェアに関して無知な人には難しい内容でした。
実際読まないでも受かる人はゴロゴロいますが、一読はすべきだと思います。後々、”「~」ってなんだっけ?”ということになった時に、戻って確認することの足掛かりなります。
それに、試験は必ずこの範囲と決まっているのなら、概要くらいは理解する必要があでしょう。

シラバスは難しかったので、わからない用語は用語集で確認することにしました。
ソフトウェアテスト標準用語集 日本語版 Version 2.3.J02(http://jstqb.jp/syllabus.html#glossary_download)です。
更新さるので、随時チェックしましょう!

シラバスも用語集も一度プリントアウトしたものを読みました。
PCの画面で読むのもいいのですが、頭に入りにくいというのと、プリントアウトした方がどこにでも持ち歩けるので、利便性が高いです。
重要なところは、ペンや付箋でしるしをつけることもできますしね。
実際、トイレや会社に持ち込み昼休みに読んでたりもしました。

しかし、用語集を読んでもまだよくわかりませんでした…。
学生時代も社会人になってからもソフトに関わってきたわけではないですしね。
それでも、用語集も一度目を通すことに意味はあると思っています。
ちょっとでも、何か覚えられるものでもあればという思いからです。
(ただ、JSTQBに関しては、特に何かを身に着けることもなく、時間だけが過ぎました…😢)

公式テキスト

公式テキストが出ていますので、まずは読んでみることにしました。
”ソフトウェアテスト教科書 JSTQB Foundation 第3版” です。
(シラバスは更新されていきますので、それに合わせて版も更新されていきますので、受ける時期の最新の版のものを入手しましょう!ソフトは日々進化しますので、新しい版のものには、新しい情報が記載されるはずです。)


章末に問題が載っているので、公式問題集が出ていない現在としては、これが出題問題練習の1つとなります。

最低限この問題と答えは、全て暗記しましょう!
問題レベルとしては高くないので、3回も解けばある程度覚えられます。
3回解いた後は、試験の直前に2回も解けばこのテキストでの復習は完了です。

章末には用語集もあるので、JSTQBのHPの用語集を端から覚えるよりは、これに記載されている用語を端から覚えていく方が効率がいいです。
ちなみに私は、章ごとにインデックスシールを貼って、どこにどの章があるかわかりやすくしてから使用していました。(写真参考願います。)

その他のテキスト・問題集

アマゾンで問題集を発見したので、購入しました。
“[改訂版] 演習で学ぶソフトウェアテスト特訓150問 ~JSTQB認定テスト技術者資格FoundationLevel対応” です。


それほど出題される問題とは被らない気がするので、これをがむしゃらに解くのはどうかと思います(ただ、ソフトウェアがどのようなものかを学ぶきっかけにはなります。)が、問題数をこなしたかったので、これも5回ほど解き、問題をと解答をはほぼ丸覚え状態にしました。

シラバスや公式テキストを読んでいても、イマイチ分からなかったので、入門的なのはないかと探したらありました。
”ソフトウェア品質保証入門―高品質を実現する考え方とマネジメントの要点”です。

ただし、何となくソフト品質の枠が分かった気がします。
JCSQEの方では、副読本に勧められていた気がしますし、ソフト品質にこれからどっぷりハマっていく予定なら、読んでおいてもいいかと思います。

練習問題アプリの活用

問題集を探しているさ中、スマホで「テス友」(Qbook)というアプリを発見!(スマホがない方でも、PCがあれば見れます。:https://www.qbook.jp/
早速登録しました。( 登録は無料+登録するだけで、問題と解説が読み放題です。)
アドレスと、確認キーワードを入力して、利用規約に☑を入れて送信したら、記載のメールアドレス宛に、案内メールが届きます。
”ご本人様確認のため、必ず下記のURLから会員登録を完了させてください。”のしたのURL(当日のみ有効となっているので、メールが届いたらすぐに登録しましょう!)にアクセスし、必要事項を記入すれば、登録完了です。

使用についての概要

「ソフトウェアテスト標準用語集・日本語版」も付いているので、わからないことはその場で確認もできます。

全部で6章に分かれていて、章別に自分の正答率を出してくれるので、弱点の分野が分かりやすいです。
各章の正答率をレーダーチャートにしてくれるので、弱点分析もしやすかったです。
出題数は10,20,30,40問と設定できますし、出題傾向も「完全にランダム」、「間違えた問題を優先」、「特定の章を優先(自分の好きな章、例えば弱点の分野)」を設定できます。

一通り、10~40の問解き終わりますと、その場で「もう一度初めから」、「出来なかった問題だけやり直し」、「終了」が選べるので、復習もしやすかったです。

私の「テス友」使い方を紹介

まずは、出題数「10問」・「完全にランダム」に設定し、解きます。
その場で、出来なかった問題をできるまでやり直し、初見の問題をなくしました。

初見の問題がなくなりましたら、「間違えた問題を優先」モードに切り替え、正答率が50%を超えるまで解きまくりました。
この時に、よく間違える問題はワードに書き出し、試験の直前のチェックシーにしました。

解きながらその場でワードに書き写すのは難しいので、(スマホで解いていましたが)間違った問題の解説ページを違うスマホで写真に撮り、その画像を基に間違えたキーワードをあとで表示させてワードに書いていきました。

もっと効率がいい方法があるのかもしれませんが、自分の間違えた問題を復習するための他に良い案が浮かばなかったので、この手法を取りました。

PCで解いていれば、その場でコピペすることができたかもしれませんね。(と、これを書きながら思いましたが、勉強してた当時は、長期出張中で、2か月のホテル暮らしをしていたので、本とスマホしか持ち歩いていなかったんですよね…。)

試験日の2週間前くらいになりましたら、今までの履歴をリセットし、もう一度「ランダム」設定でやり直し、自分の実力を測りました。
(あまり実力がついていなくて、正答率が60%台だったので、ちょっと焦りました。)
そこで、よく間違える問題を覚えるまで繰り返しました。(ひたすら解きまくりです。)
履歴リセットは2~3回して、自分の実力を測りましたが、試験直前は、正答率が80%くらいになっていました。
他の人のサイトでは、試験に受かるには正答率90%を目指しましょう!と書いている人もいますが、そこまでやりこまなくても私のように80%もあれば、合格ラインには近づけます。

勉強期間

前の資格試験から、2.5か月後の試験だったので、1~2週間で概要をシラバスとテキストで確認し、残りの2か月は問題解きまくってました。(シラバス自体は、試験の半年前位からちょっとづつ読んではいました。内容にボリュームを感じていて、とっかかり位は早めにしておこうと考えていたので。)

最後の1ヵ月(平日のみの勉強。土日は基本勉強しません。毎日勉強付けになると疲れてしまうので、休息も必要だと思ってます。要はメリハリつけよう!ってことです。)は、ひたすら毎日「テス友」40問を目標に過ごしました。
朝はアプリで問題を解き、夜は解けなかった問題をワードに書き写すのを基軸にしていました。

試験当日

2月受験のためか、雪が降りました。
試験は午後からでしたが、電車が止まることを恐れ、朝から移動して、10時半くらいには会場に着きました。
会場は国際展示場駅から徒歩数分の会場でした。
会場の建物には入れましたが、建物内では座るところが少なく、直前の勉強がしにくいところでした。
暖房は入ってましたが、場所によっては寒かったです。
ちなみに昼は、おにぎりと野菜ジュース、試験直前にはチョコレートと飴を摂取し、脳に栄養補給をしました。(笑)

周りを見ると、スマホで「テス友」を解いている人がちらほらいました。
やっぱりそれに行きつくよね。なんて思いながら自分はそのテス友のできなかった問題のまとめたもの(ワードに書いたポイント集)の確認をしてました。

試験結果

手応えはあるようなないような感触でしたが、受かりました。
60%くらいは手応えがありましたが、合格基準が公表されていないので、判断がちゃんとできませんでした。

試験の受けた感想としては、「テス友」を解きまくっていれば、ある程度しっかり解ける or しっかり解けなくても予想を付けて答えられるレベルにはなれますね。

試験後、2か月弱で合格証書が届きます。
(”合格証が来る前にメールで合格発表者は、HPに載せてますよ。”という連絡が来ます。ここで自分の受験番号が記載されていても、やはり現物の合格書がとどかないとなんだか落ち着きませんでしたけどね。)

上司の反応

合格書が届いた次の日の朝、「部長が前に話していた資格ってこれですよね?」
と合格書のコピーを見せたところ、私が受けていたことは話をしてなかったので、最初は驚き(えっ!受けてたの?そして受かったの⁉)、喜んでくれました。
私の上司の課長だけではなく、本部長にまで話をしてました。

また、本職の人(ソフトウェア品質の仕事をしてる同僚)を差し置いての合格でしした。(イッヒッヒ♪)
↑私の他に3人受けてたそうです。が、受かったのは私だけだったので、ある先輩は「立場ねぇ~…」って言ってました。(笑)

その先輩は私の半年後、受かりました。(後輩はまた落ちてましたけど。)
テキスト中心の勉強から、私の教えた「テス友」を中心に勉強する方法にシフトしたことが、かなり影響したとのことで、感謝されました。

その後の仕事への影響

メカの品質保証だけではなく、ソフトウェア品質の仕事もするようになりました。
これからどうなるかわかりませんが、仕事の幅が広がるのはいいですね。

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