どんな資格?
建物などの火災による被害を防止するために、防火対象物の防火の管理・予防・消防計画を作成し、実施する人です。
同じような名前の「防災管理者」より先に取得するのが望ましいと思います。
(取る順番は決まっているわけではありません。)
甲種・乙種に分かれています。(甲種のが管理する範囲が大きいです。)
私は、甲種を受けました。
きっかけ
” 福祉住環境コーディネータ“を取る前に、” 防災管理者 “を取得したのですが、同じ様な名前の「防火管理者」というのがあったので、講習だけで取れる資格であることと、市の消防署で講習会をすると丁度、市の広報で見かけたので取ることにしました。
また、平日なので例のごとくフリーバカンス制度を利用しました。
このことを話をすると、父も一緒に取ると言い出してきたので、久しぶりに父と取ることになりました。
講習について
(消防署で行ったのは市のものなので、日本防火・防災協会のをメインに載せます)
講習機関:一般財団法人 日本防火・防災協会
講習日:年に数回(地域によって違います。消防署で行たのは年に1回でした。)
講習料:甲種新規:7,500円、乙種:6,500円、甲種再講習:6,500円(市のものは、甲種でしたが、もっと安かった気がします。)
講習資格:中学校卒業程度以上、日本語を理解できる方
申込方法:受講申込書の提出(申請方法のページで申込用紙の作成ができます。)
サイト:https://www.n-bouka.or.jp/
カリキュラム
甲種新規(10h…2day)
① 防火管理の意義及び制度
② 火気管理
③ 施設・設備の維持管理
④ 防火管理に係る訓練及び教育
⑤ 防火管理に係る消防計画など
⑥効果測定
乙種(5h…1day)
① 甲種講習事項のうち、基礎的な知識及び技能
②効果測定
甲種再講習(2h/0.5day)
① 最近の法令改正概要
② 火災事例研究
③効果測定
講習
二日の座学講習です。
(講習会場によっては、消火機などの操作について、実技訓練もあるみたいなので、受講するところへ事前に確認しておいた方がいいと思います。)
1日目
講師の方がテキストに沿って講義するので、聞いているだけ。
「これ大事ですよ。」っていうのは、赤線とか引くようにしてました。
2日目
グループディスカッションがありました。
火災現場のイラストをみて、どういうところがどう危険か?どういう管理をするべきか?などを話し合いました。
グループディスカッション後は、グループの代表者が発表するというのがありました。
代表者は講師の方が適当に決めました。(ちなみに私のグループは父になりました。(笑))
効果測定
試験みたいなかんじですが、試験というよりはどのくらい理解してるか確認するものみたいです。
何点以上が合格?って決まっているわけではないようです。
講師の方も「別に合格不合格にするものではなくて、理解度を測るものだ。」といっていました。
が、一般財団法人 日本防火・防災協会のHPによると、「この効果測定において、理解が不十分と認められた人は、修了証の交付を一時保留し補講を受けてもらうことがある」とのことです。
終了証の更新について
修了証は永年使用できます。
ただし、5年以内に「再講習」を受けない場合があります。
更新が必要なのは防災管理者に専任されている人になります。
(自分の管理している建物が、防火対象物かどうかは、消防署などに問い合わせてください。)
更新を行わなかった場合は、専任されてない者として扱われます。
防災管理者や各所作業主任者なども持っているので、よかったら見てみて下さい。
他にもたくさん合格体験記を書いているので、良かったら覗いて下さい!