どんな資格?
4級より広い周波数&出力もちょっとupして電波を飛ばしやすくなります。
以下参考
3級:50w以下の無線設備で、18MHz以下 or 8MHZ以下の周波数の電波を扱えます。
4級:10w以下の無線設備で、21MHz以上30MHZ以下、20w以下の無線設備で、30MHZ超えの周波数の電波を扱えます。
日本は4級が一番下の級ですが、外国は日本でいうでいう3級~しかない国や地域もあるらしいです。
また、3級からは、モールス信号が加わります。
きっかけ
院生時代に最近電波法が改正され、昔は聞き取り試験があった3級が、ペーパー試験だけになったからどうだ?
と、親父に誘われたからです。
そこで、(一発試験より試験問題が簡単になるので)指定講習会に参加し、取ることにしました。
ちなみに、受けた講習会は、法律が改正されて始めての講習会でした。
試験について
試験機関:公益財団法人 日本無線協会
試験日:年に4~12回 (受験地によって異なります)
受験料(一発試験):5,000円程度
受験資格:なし
養成講座:13,000円程度
養成講座受講資格:第4級アマチュア無線技士の免許を持っていること
申込方法:(公財)日本無線協会の定める様式による試験申請書の提出、またはインターネットからの申請
サイト:http://www.nichimu.or.jp/
計画
4級と同じく、講習を受ける予定だったので、試験勉強は3級の過去問を2,3回解いたくらいですね。
あと、アルファベットのモールス信号は暗記していきました。・-:A、-・・・:B、-・-・:C、・・・というのです。
ということで、下にモールス信号載せます。
このくらいは、試験前には暗記しておきたいですね。
文字 | 符号 | 文字 | 符号 | 数字 | 符号 |
A | ・- | N | -・ | 1 | ・---- |
B | -・・・ | O | --- | 2 | ・・--- |
C | -・-・ | P | ・--・ | 3 | ・・・-- |
D | -・・ | Q | --・- | 4 | ・・・・- |
E | ・ | R | ・-・ | 5 | ・・・・・ |
F | ・・-・ | S | ・・・ | 6 | -・・・・ |
G | --・ | T | - | 7 | --・・・ |
H | ・・・・ | U | ・・- | 8 | ---・・ |
I | ・・ | V | ・・・- | 9 | ----・ |
J | ・--- | W | ・-- | 0 | ----- |
K | -・- | X | -・・- | ||
L | ・-・・ | Y | -・-- | ||
M | -- | Z | --・・ |
講習会
まず午前中は無線工学の講習
問題集を中心でした。
テキストと問題集、それに資料集の3点が勉強道具でした。
特に何って事は無かったです。
難しいことは全て丸暗記。
特に理解する必要はありません。
試験に出るところだけをしっかり抑えていれば問題ないです。
講習会に出る前にいちお問題集を一冊勉強してきていましたが、 それほど勉強する必要もありませんでしたね。
ちなみに、使用した問題集は、「アマチュア無線 完全丸暗記1(通称:完マル)」という問題集です。
午後は法規です。
4時間も法規でした。
そして、ほとんどがモールス信号のお勉強。
モールス信号くらいは講習会で覚えようとせず、これくらいは暗記して臨みましょう。
もちろん私はモールス信号は暗記していきました。
Q符号とかは、講習会で言われたのだけ暗記すれば問題ないです。
あと、数字は規則性があるので、覚えやすいと思います。
講習後は試験
試験時間はは1時間ありますが、20分経過すれば出来た人から外出できます。
ので、大体の人が20分で外出しました。
講習会を受ければ、難しくない内容です。
講習会で使用した練習問題とほとんど中身は変わらないので。
この講習会では下は小学5年生の男の子、上は80くらいのお婆ちゃんもいました。
年齢層が幅広いです。
ちなみにこのお婆ちゃんとはQSO-PARTY(正月に行われる無線のコンテスト)で話をしたことがあります。
車椅子で来場してましたが、ハム仲間のおじさんたちが4,5人くらいが寄ってたかって車椅子を押したり、荷物持ってあげたり、書類持ってきてあげたりしてました。(逆ハーレムですね(笑))
一発試験でも難しくないと思います。
基本的に過去問を繰り返していれば、パターンが決まっているのでそんなに苦労することなく取れると思います。
大学時代の友達や会社の後輩は一発試験で受かってました。
(父も高校時代だかに取ったらしいですし…父は現在一級持ってます。伯父も)
最近ドローンが流行ってますね
ドローンには、「FPV」(First Person View:一人称視点の意味)という
ドローンに搭載したカメラの映像を手元で見ながら操縦できるという機能が付いたものがあります。
(ドローンレースでゴーグルつけて、リアルタイムにドローンからの映像を見ている人いますよね?あれです。)
この機能は、カメラ映像を電波で飛ばしているので、第4級アマチュア無線技士の資格が必要になるそうです。
ドローンレースでFPVの機能を使いたい方は、アマチュア無線技士の免許いかがですか?
余談(免許写真と受講日の髪の色)
ちなみに、免許の写真は赤髪で申請し、試験は青髪で臨みました。
受付時、試験管が笑ってました。
ちなみに、二十歳そこそこの青髪の若者は怖がられることもなく、隣のおじさんに話しかけられてました。
青髪の若者は、怖くないんですかね?
って、私は金髪にしても赤ピンクにしても、おじさんおばさんに話しかけられますから、…話しかけやすい体質なんでしょうね。(笑)
陸・海・空の特殊無線も持っていますので、よかったら見てみて下さい。
他にもたくさん合格体験記を書いているので、良かったら覗いて下さい!