どんな資格?
MOSの公式ページ「https://mos.odyssey-com.co.jp/index.html」によると、
「Excelの高度な機能を利用して、ブックの管理や入力規則、条件付き書式の設定、検索関数や条件にあうデータのみを対象に計算を行える高度な関数の利用、ピボットテーブル・グラフを活用したデータ分析や評価など、Excelを使って、さまざまなデータ処理を行える方を対象とした資格です。」
とあります。
わたしの解釈としては、MicrosoftのOfficeソフトである”Excel”について、一般的な知識だけではなく、「+α」の知識を持っていることを証明出来る資格って感じですね。
きっかけ
昨年、一般レベルである、 ”Assosiate” を取得したので、このままの勢いで上級である”Expert”も取ることにしました。
ちなみに、前回会社の先輩が取ろうとしてたので…という話をかきましたが、 ”Assosiate” は私のが先に取りましたが、”Expert”は先輩に先を越されてしまいました。
私は、”Assosiate” を取得した後”Expert”を受験したのですが、先輩は同時に受験したようです。
先輩は、パソコン教室通ってたので、”Assosiate” と”Expert”の勉強を同時にしていたみたいです。
先を越されてのがあるのは、ちょっと悔しいですね。
他のPC資格に興味がある方は、↓を参照出て下さい!
JSTQB(F-Lv)
初級システムアドミニストレータ
【MOS】 Microsoft Office Specialist「Excel Office 365 & 2019」 ”Assosiate”
試験について
試験機関:株式会社 オデッセイ コミュニケーションズ
試験日:随時(全国一斉試験をするときもあります。)
受験料:一般価格 12,980円(税込) 学割価格 10,780円(税込)(学生の方は受験当日に学生証を求められますので、忘れずに)
合格率:60%?(公表されていません)
受験資格:なし(誰でも受けれます)
勉強時間:80h程度
試験時間:50分
合格基準:70%の正解率
申込方法:HPから申し込み(随時試験の場合、試験が受けれるとこに直接連絡をして申込をすることになります)
サイトのアドレス:https://mos.odyssey-com.co.jp/index.html
教材
私が使用したテキスト&問題集はこれになります。
これ1冊の学習で十分です。
前回の”Assosiate”で↓を使用してたので、同じシリーズになります。
先輩は、こっちのテキストを使用してたみたいです。
どちらでも内容に大差はないと思うので、お好みで。
下準備( ”Assosiate” の記事と同じ内容です)
このテキストには、CD-Romがついていて、中には練習問題のエクセルファイルがあります。
模擬試験のソフトも入っているので、まずは色々インストール。
テキストにインストールのやり方が書いてあるのでそれに沿ってやれば問題ないかと思います。
CDドライバーがない場合、FOM出版のHPに行き、ソフトをダウンロードする手もあります。
https://www.fom.fujitsu.com/goods/downloads/officespecialist.html
この場合、CDに記載してあるPASSが必要になります。
さてさて下準備は整いました。
勉強方法( ”Assosiate” の記事と同じ内容です)
テキストの最初のページから、読んでいきます。
最初は、これから何をするのかの解説が載っているので、それを読みます。
続いて、Lesson~のファイルを開きましょう!と指示が出るので指定されたファイルを開きます。
そしたら、解説に乗っていた作業を実際に自分でやっていきます。
テキストには、実際にどのような画面になるのか表示されているので、わかりやすいです。
これを繰り返していく感じです。
章末には10問前後の確認問題が載っているので、自分の理解度が分かります。
確認問題は、最後に解答ページがまとまっているので、ちょっと解答が見ずらい気がします。
一通りテキストをやりこなしたら、今度は模擬試験に挑戦です。
模擬試験
インストールしたソフトを立ち上げます。
第1回~第5回までの5回分があります。
(問題をランダムにするモードもあります。が使用しませんでした。特に理由はありません…。)
どの回を実施するか選択し実際に解いていきます。
本番のように、
・時間をカウントする/しない。
・試験中に採点をする/しない
・試験中に、回答アニメを見る/見ない
を選択できます。
”Assosiate”では、 「時間はカウントする」、「採点する」、「アニメ見る」にして受けてましたが、今回は、「時間のカウントはなし」にしました。
というのは、今回は、内容が難しかったので思うように時間内に終わらなかったからです。
流石に、 ”Assosiate” とはちがい、普段使わない関数が出てきます。
…ので、最初のうちは全然とけませんでした。
なので、覚えるように解答にしようした関数は、全部書き出すことにしました。
どこのなんの問題か分かるように表にしました。
回 | project | No. | 関数 | テキストP | 解答 |
1 | 1 | 2 | HLOOKUP | 118 | =HLOOKUP(H4-B4,$O$3:$Q$4,2,1) |
1 | 4 | 3 | WORKDAY | 127 | =WORKDAY([@受注日]+1,[@製作日数],祝休日表!$A$4:$A$20) |
1 | 4 | 5 | PMT | 141 | =PMT($C$3/12,$A9,C$7,0,0) |
1 | 5 | 2 | AVERAGEIFS | 108 | =AVERAGEIFS(合格者4級,地域区分,P4,試験数,P5) |
2 | 2 | 3 | IFS | 100 | =IFS(J4>=300,”優”,J4>=270,”良”,J4>=200,”可”,TRUE,”追試”) |
2 | 2 | 3 | IFS | 100 | =IFS(J4>=300,”優”,J4>=270,”良”,J4>=200,”可”,J4<200,”追試”) |
2 | 2 | 4 | COUNTIFS | 109 | ‘=COUNTIFS(学籍番号,”E*”,学年,C3) |
2 | 3 | 3 | WEEKDAY | 127 | =WEEKDAY(B4,2) |
2 | 3 | 4 | SUMIFS | 108 | =SUMIFS(受講者数,区分,$B$3,地区,B5) |
2 | 4 | 2 | NPER | 143 | =NPER(D3/12,D7,B9,0,D4) |
2 | 4 | 3 | INDEX | 123 | =INDEX(C8:F11,D3,D4) |
2 | 5 | 4 | OR | 97 | =IF(OR(E4=”東京都”,E4=”神奈川県”),”〇”,”×”) |
3 | 4 | 2 | VLOOKUP | 117 | =VLOOKUP([@売上合計],$L$4:$M$7,2,TRUE) |
3 | 5 | 3 | INDEX | 123 | =INDEX(割引率,MATCH([@取引ランク],取引ランク),MATCH([@数量],注文数)) |
3 | 5 | 3 | MATCH | 121、123 | =INDEX(割引率,MATCH([@取引ランク],取引ランク),MATCH([@数量],注文数)) |
3 | 5 | 6 | SWICH | 100 | =SWITCH([@取引ランク],”A”,”壁掛カレンダー”,”B”,”卓上カレンダー”,”なし”) |
3 | 5 | 6 | IFS | 100 | =IFS([@取引ランク]=”A”,”壁掛カレンダー”,[@取引ランク]=”B”,”卓上カレンダー”,TRUE,”なし”) |
3 | 6 | 1 | NPER | 143 | =NPER(C10/12,C11,C9,0) |
4 | 1 | 3 | IFS | 100 | =IFS([@年間実績]>=30000,”AA”,[@年間実績]>=15000,”A”,TRUE,” “) |
4 | 1 | 3 | IFS | 100 | =IFS([@年間実績]>=30000,”AA”,[@年間実績]>=15000,”A”,[@年間実績]<15000,””) |
4 | 3 | 4 | WORKDAY | 129 | =WORKDAY(B4,C4,休業日) |
4 | 4 | 2 | MAXIF | 114 | =MAXIFS(売上金額,店舗名,L4,分類コード,M4) |
4 | 5 | 2 | AVERAGEIFS | 108 | =AVERAGEIFS(価格,最寄駅,G2,間取り,I2) |
4 | 5 | 4 | PMT | 141 | =PMT($C$3/12,C7*12,$C$4,0,0) |
4 | 6 | 1 | COUNTIFS | 109 | =COUNTIFS(車種,$B7,利用年月日,C$5,利用年月日,C$6) |
5 | 1 | 2 | YEAR | 126 | =YEAR(TODAY())-YEAR(@開業日) |
5 | 4 | 2 | HLOOKUP | 118 | =HLOOKUP(I7,$H$3:$K$4,2,TRUE) |
5 | 5 | 2 | AVERAGEIFS | 108 | =AVERAGEIFS(仕入金額A,単価A,J5,仕入個数A,J6) |
5 | 6 | 5 | OR | 97 | =OR(C5=0,C6=0,C7=0) |
また、どこの何をどのように間違えたかもわかるようにメモしていきました。
メモ内容は、「試験回」、「project」、「何回目(何週目)」、「どのように間違えたか」、「いつ間違えたか」です。
記号は「×:全然ダメ、▲:ミス、△:凡ミス、T:分かったけど時間がかかりすぎ」…など自分で間違え方が分かるようにしてました。
第1回 | |||||
回 | project | No. | 4回目 | 備考 | 日付 |
1 | 1 | 1 | △ | Ver.表現違い | 2月1日 |
1 | 1 | 2 | 2月1日 | ||
1 | 1 | 3 | ▲ | $消し忘れ | 2月1日 |
1 | 1 | 4 | |||
1 | 1 | 5 | |||
1 | 2 | 1 | |||
1 | 2 | 2 | ▲ | レコードは、行全体 | 2月1日 |
1 | 2 | 3 | |||
1 | 2 | 4 | |||
1 | 3 | 1 | |||
1 | 4 | 1 | |||
1 | 4 | 2 | |||
1 | 4 | 3 | ▲ | 祝日表の指定に$忘れ | 2月1日 |
1 | 4 | 4 | |||
1 | 4 | 5 | |||
1 | 4 | 6 | △ | Ver.表現違い 言語追加 | |
1 | 5 | 1 | |||
1 | 5 | 2 | |||
1 | 5 | 3 | △ | 余計な物着けない事 | 2月1日 |
1 | 5 | 4 | |||
1 | 5 | 5 | × | やり方覚えろ | 2月1日 |
1 | 6 | 1 | × | 小計のグループの基準が分かってない | 2月1日 |
1 | 6 | 2 | |||
1 | 6 | 3 | △ | マクロ | |
1 | 6 | 4 | |||
25 | 9 | 64 |
学習期間
朝の出社する前の40分程度+夜の30分程度の平日オンリーの学習を4か月弱ですね。
これを4か月弱してたので、大体試験までに80h位学習したと思います。
普段から色々は関数を使いこなしている人は、もっと学習時間は短くても全然OKだと思います。
最初のうちは、模擬試験1回分を2~3日かけてこなす程度でしたが、覚えてくると、一日1回分をこなせるようになりました。
模擬試験は、何だかんだで14週しましたね。
流石に10週を超えると問題ごと覚えてしまったので、問題文を読まずに解答できるようになりました。
ので、模擬テスト1回分も20程度で解答できるようになりました。
正答率も余裕で90%を超えられました。
試験当日
試験は、平日の午後からでした。
一日有休休暇をとり、午前中は5回分の模擬試験を一通り解いて復習してから試験に臨みました。
今回は、最初試験で使用予定のPCが調子が悪く、急遽別席に移動してPCを変更するというアクシデント?がありまました。
まぁ、試験時間が減らされるわけではないので、問題ありませんがね。
いよいよ試験
1問目から、よくわからない問題に出くわしました。
よく読めば分かる問題でしたが、問題文を理解するのにちょっと時間がかかりました。
日本語って難しいー。(笑)
あと、全然解けない問題も1問ありました。
テーブルを用いて、関数も絡んでくる問題でした。
模擬試験にはないタイプの設問だったので、面食らいました。
取りあえず間違っているとわかっていても、回答しました。
ちょっとだけ見直す時間があったので、もう一度トライしたかったのですが、リセットかけるとprojectごとリセットされてしまいますので、リスクを考慮しこの問題は諦めました。
(この1問がダメでも合格できると思っていたというのもありますが)
ちなみに、試験中に見直したい設問にはチェックを入れておくことができるので、優先的に見直したい問題に直ぐに飛ぶことができます。
試験結果
時間がきて試験が終了し、その場で採点されました。
890/1000点でした。
試験官が、そのばでその試験結果レポートを打ち出してくれます。
3問程度間違えたようです。
今回は、時間があまり余らなかったので、前回のように全てを見直すことができなかったので、1問は、諦めたあの問題でしょうが、あとの2問は分かりませんでした…。
合格証書は、4~6週間後に届くはずです。
シスアドや他のMOSも持っているので、よかったら見てみて下さい。
他にもたくさん合格体験記を書いているので、良かったら覗いて下さい!