どんな資格?
「玉掛け」というのは、クレーンと荷物とを結ぶ資格です。
クレーンの免許と玉掛けの免許はセットで持っているのが望ましいものです。
父は、小型移動式クレーンの免許を取る前に実は玉掛けの免許持っていました。
県で主催の講習会みたいのに出て取ったのです。
県が主催なので、料金も格安!
私もそれで取りました。
ということで、当時大学院生だった私は、3日間実家に帰ることになりました。
(移動費考えると、安く済まなくなっている気がしますね…。(笑))
きっかけ
移動式小型クレーンの免許を取ったあと、父が「玉掛けも取れよ」と言ってきたので、取ることにしました。
講習について
今回取得したのは、県の主催のものですが、随時技能講習を行っているところを紹介します。
講習機関:コマツ教習所、PEO建機教習所(日立系)(他にもありますが、私が利用したことがある教習所を記載します)
講習日:その教習場所によりますが、大抵毎月していると思います。
講習料:未経験者…学科12h+j実技7h=19h=3day…2.6万円程度
経験者(クレーン、小型移動式クレーン、床上操作式クレーン等資格所持)…学科9h+実技6h=15h=2day…2.4万円程度
申し込みの仕方:取得当初は、電話とFAXでしたが、今はHPから申し込みができますね。
サイトのアドレス:コマツ…https://www.komatsu-kyoshujo.co.jp/
PEO…https://kyosyu.pctc.co.jp/index.html
一日目、二日目 学科講習
なんだか、内容は小型クレーンと同じような内容です。…ので、退屈でした。(笑)
試験に向けてですが、試験で出るところは重点的に教えてくれます。
直接ここを出しますとは言いませんが、試験に出るとこは、「ここには赤線引くように。」みたいな感じで言ってくれるので、そこを覚えれば大丈夫です。
二日目の夕方はいよいよ学科試験。
この2日間の授業そのまま教わったことが出てきます。
大して難しくありません。
が、受験当時、3年前に落とした人がいたと話を聞きました。
授業を真面目に受けていれば、まずもって問題ないので、そんなにビビることはありません。
それに、全問正解する必要は無ありませんので。
項目ごとに4割以上、全体で6割以上で合格です。
三日目 実技+実技試験
基本的に班ごとに試験します。
が、まずは「目測」。
目測は、班は関係ありません。
電柱、鉄板、ドラム缶などが、およそどのくらいあるかを、ぱっと見で大まかに計算しないといけません。
結構計算時間はありません。
ただ、周りの人と相談しても良いです。
もちろん聞きました。
直に現場で働いている人にはかないません。
近くにいたおじさん(同じ班の人)に話し掛けて聞きました。
ちなみに班分けは、受付番号順。
会社とかでいっせいに申し込みすると、仲間と同じ班になれます。
大体4人前後の班構成です。
私は、もちろん知らない人と組みました。
おじさん1人と自分よりちょっと年下だと思われる若者2人と。
若者2人は同じ会社同士みたいでしたね。
いよいよ実技試験
電柱やら鉄の塊を移動させます。
まずはワイヤー選びから。
荷物100kgに対してそれ相当のワイヤーを選ばなければなりません。
ただ、100kgの荷物に対して、50kgのワイヤーを選ぶと失格になってしまいます。
自信の無いときは、100kgに対して、余裕のあるワイヤー。
例えば200kg用のワイヤーを選ぶとかすれば、減点になりますが、失格にはなりません。
また、これは班事の試験なので、班員全員で相談ができます。
ワイヤー選らびや、荷物とクレーンを結ぶのは、経験者が指示してくれました。
いやー、経験者は違いますね。
手際よいですよ。
ちなみに私は倒れているドラム缶を起こすという試験でした。
今まで、みんな荷物を移動させるだけだったのに…。
いきなり初めて、みたことないやつで少し焦りました。
ただ、アドバイス貰いながらでしたので、無事クリアできました。
そうそう、作業中はクレーンのオペレーターに指示するので、この指示も覚えないといけません。
目標物指示、開始、終了、ジブ上げ、ジブさげ、巻き上げ、巻き下げ…。
全て覚えましょう!
そんなに難しくはありません。
初日に受け取る学科の試験のテキストに載っているので、初日から勉強できます。
ちなみに、クレーンの免許取るときにもちょこっと勉強します。
そう、つまり、小型移動式クレーンの免許を取るときに使ったテキストにも載っていました。
先にクレーンを取った人は先に復習(予習?)しておくとよいでしょう。
試験後
1ヶ月後に免許が届きました。
そうそう、今回もただの免許じゃつまらないと思って、金髪の証明写真にしました。(笑)
今の会社で免許を見せたら、上司に「何だこれは⁉」という反応でした。
社会人になってからでは、こんな髪での写真は良くないかもですが、学生時代ですから何とでも言えます。
ちなみに金髪にしても、知らない人に(世間話を)話しかけられたりします。