どんな資格?
自分が受験した分野でどれだけの実力(知識?)があるか問われる資格。
(技術者の最高の国家資格である技術士を補助する役割を担っています。)
技術士補になると、技術士に必要な業務経歴7年が4年に短縮されます。(大学院を出ると、さらに2年短縮されます。)
ので、技術士に最も近道な国家資格になります。
きっかけ
大学入学時、学年担当の先生から勧められたのが、知るきっかけです。
ただその時、大学卒業後に受けると1科目免除になるというのを聞いたので、大学時代は受けることないな。と思いました。
ということで、大学卒業後(大学院時代)に受けることにしました。
試験について
試験機関:公益社団法人 日本技術士会
試験日:10月の日曜日(いつも第二日曜日だと思います。)
申込期間:6月下旬~7月初旬
受験料:11,000円(非課税)
その他費用:10,000円(テキスト一冊、問題集3冊)
受験資格:なし
合格率:30%程度
申込方法:願書郵送(願書は公益社団法人 日本技術士会サイトで入手可能)
サイト:https://www.engineer.or.jp/
受験部門の選択
受験するにあたり、まずは受験の部門の選択です。
素直に行くなら、私は建設工学専攻なので、土木を受けるべきでしょうが、範囲が広い。
隣の研究室の先輩は、衛生工学部門で受かってましたので、自分も環境工学系にいるので、衛生工学もアリかとちょっと考えましたが、水処理の研究をしていた+土木より範囲が狭い+問題集も(土木部門より少ないが)ゲットできるという理由で、上下水道部門を受けることにしました。
勉強方法
いつも通りの勉強法ですね。
まずは、市販のテキストをサラーっと読みます。
この時は、オーム社から出ているテキストを使用したと思います。
多分これ↓
テキスト…「技術士第一次試験基礎・適性科目完全解答」(オーム社)
その後は、オーム社と近代図書から出ている問題を5回くらい解きました。
多分これ↓
問題集…徹底分析 技術士一次試験―建設部門・上下水道部門・環境部門 (なるほどナットク!)(オーム社)、技術士第一次試験の解答例 上下水道部門(近代図書)
解けなかった問題には、赤線などを引いていき、それをひたすらノートに写していきます。
(試験前の自分の苦手な分野の要点確認のチェックノートが自動的に出来上がります。)
3か月くらいの期間で毎日2~3hくらいの勉強だったと思います。
(FP2級をとっていたので、この年はそれで満足してたので、あんまり力を入れてなかった気がします。)
結果
落ちました。
というのは、受験番号をマークし忘れていたので、失格でした( ̄▽ ̄)
センター試験でもマークずれを起こし、人生を左右する失敗をしたことがあるのですが、…学習能力ないですね。(-_-;)
そこそこ手応えがあり解けていたので、もしかしたら行けるかも!?と思っていたので、残念です。
再挑戦1→失敗
大学院2年生でもう一度同じ上下水道を受けました。
これも3か月くらいの期間で毎日2~3hくらいの勉強期間だったかと思います。
落ちました。
専門の科目で、1,2問足りなかったです。
すごく悔しかったです。
2回目なので、ある程度勉強できていたし、行ける気はしてたのですが、甘かったですね。
再挑戦2
社会人1年生の時に受けることにしました。
勤め先がゼネコンだったので、上司から受けろと言われ受けました。
ので、受験料は会社が持ってくれました。♪
しかも受かると、会社側も資格を持っている人が、何人所属しているというのが言えると、大きい仕事がもらえるメリットがあるので、資格手当が1万円もらえる特典付きとのこと。
受かるしかないと思いました。
さんざん上下水道の勉強をしていたので、周りが「土木」の部門で受ける中、私だけ「上下水道」部門で受けましたね。
勉強時間確保と勉強方法の変え時を考察
会社に早めに行って、8:00~8:30の間食堂で勉強しました。
昼休みも、昼食後はそのまま食堂で勉強しました。
家に帰ってからも、2~3hくらい勉強してた気がします。
日が変わっても勉強してたこともありますが、この頃から、こんな体力任せの勉強方法はそろそろ限界かな?と朧気に思うようになりました。
もっと効率のいい勉強方法を模索しないと、難しい試験には、対応できないと薄々感じていました。
三度目の正直で、やっと合格
自己採点では、あと1問というところで落ちてたので、かなり凹んでたのですが、どうやら自分の配点間違ってたみたいで実は受かってました。
(ギリギリでした、あと1問間違ってたら、落ちてました。)
ので、合否の結果通知が来たときは、どうせ不合格通知でしょ?はいはい、って感じで見て「合格」だったので、驚きと嬉しさがかなりありました。
会社の反応
上司も受かるとは思ってなかったらしく、驚いてました。
周りも結構驚いてました。
その年、私の会社でも20人位受けてたみたいなんですが、受かったので私だけだったので。
なので、今年の新入社員はヤバいのがいるぞ!とちょっと有名になりました。
ということで、会社ではほとんど関わりのない人が勉強方法を聴きに着たりしましたね。
ちょっと優越感に浸りました♪
補足
一次試験に受かっても、登録しなければ、技術士補を登録できません。
技術士補の登録にあたっては、補助しようとする技術士(同一技術部門の技術士に限る)の氏名/生年月日/事務所の名称・所在地等を明記する必要があります。
登録していない状態は、「修習技術者」というみたいです。
https://www.engineer.or.jp/c_topics/000/000012.html
https://www.engineer.or.jp/c_topics/003/003820.html
詳細は公益社団法人 日本技術士会のサイト先の↑を参照願います。
測量士補格や宅建やなども持っているので、よかったら見てみて下さい。
他にもたくさん合格体験記を書いているので、良かったら覗いて下さい!